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#106 自宅を建てようとお考えのあなたへ vol.11 階段について

2021.07.24

近頃は平屋の住宅も見直されてきていますが、敷地に限りのある都市型住宅では、やはり2階建て(場合により3階建て)にならざるを得ません。そこで階段が必要となります。

住宅では、「テッポウ」や「イッテコイ」の階段が一般的ですが、らせん階段もたまに見受けられます。プランに合わせ使い分ける必要があります。階段は1階と2階をつなぐ役割なので、その扱いはプランニングに大きく影響します。

「2階建て」が日本に始めて登場したのは、禅宗寺院の山門とされていますが、そこにはハシゴのような階段あるだけです。日本建築で、階段はそれ以上発展しませんでした。

明治になってから洋風の建物で「吹き抜け」が始めて作られたとされていますが、そこにはしばしば階段がありました。そのとき階段は「建築の見せ場」、「空間のクライマックス」となりました。

現代の住宅においては、そのスケールに見合った吹き抜けや階段が用いられますが、そこが「見せ場」「クライマックス」であることに変わりはありません。

 

左:AONOビル住宅部分 上り下りする者と僅かに視線を交わすリビングルーム 下部にグランドピアノ/右:桑原の住宅 上り下りする者の足元だけが覗くダイニングルーム(共に設計 長谷川逸子)

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千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
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