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#072 代官山ヒルサイドテラス50周年

2019.12.07

大きなケヤキの足下にあるこんもりとした緑は何と!古墳です。土地の特徴をとても大切にしつつ建築群を配置しています。

先日「ヒルサイドテラス1969-2019」展を観て参りました。

第1期A・B棟竣工の1969年から今年で50周年だそうです。当初から第7期ヒルサイド ウエスト竣工の1998年に至るまで実に30年以上にも渡り、計画が継続しました。お隣のデンマーク大使館も含め、手掛けたのは建築家 槇文彦氏です。
一人の建築家が一つのまちの建築群をこれほど長期間にわたり計画し、また多くの人々から愛され続けた事例は歴史的にも希でしょう。

学生時代の私にとって槇氏の作品は憧れるものの、余りに美しすぎ・センスが良すぎて、とても遠い存在でした。ところが学生を終えると、私はヒルサイドテラスにある設計事務所に勤務することになりました。当初はお洒落な建物に浮かれていた私ですが、5年程をそこで過ごしてゆく中で、「美しい」が本当に「心地よい」と実感できるようになりました。

私が最も影響を受けた建築家は槇 文彦 氏かも知れませんが、これからも自分なりの「美しさ」「心地よさ」を実現したいと思っています。

代官山のジオラマ模型。尾根道(旧山手通り)の両側に手前A棟から順にN棟まで連なります。ヒルサイドウエストは模型奥の飛び地あります。

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千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
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