#147 建築家:槇文彦 氏

2024.06.24

津田ホール:槇氏の代表作の一つです。

今月6日に建築家の槇文彦氏がお亡くなりになりました。

その4日前に本ブログ「#146 トップランナーとライバルについて」で槇氏のことを述べた直後だったため、少なからず動揺しました。

「#072 代官山ヒルサイドテラス50周年」でお伝えした通り、私が20代の頃に勤めていた設計事務所が代表作のヒルサイドテラスにあったことから、槇氏の作品への思いがとても強くなりました。

槇氏は多くの建築家から尊敬されていました。2012年に発表された国立競技場の当初の設計案が永らく守られてきた明治神宮外苑の景観に対し、余りに巨大なヴォリュームであると槇氏は異議申し立てをしました。一般的に、自身の建築を実現したいため、権力におもねる建築家が多い中、国家プロジェクトに反対し、結果的に社会を動かしました。

槇氏は私にとって雲の上の存在でしたが、私なりに槇氏の作品や活動を通して感じることは「建築とは美しく、心地よい」「建築家とは信念を通す」・・・そんなふうに思います。

名取市文化会館

言葉にならない「想い」までも
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千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
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