#145 「みうらじゅんFES」を観てまいりました
2024.05.04
先日、下館で偶然「みうらじゅんFES」を観る機会がありました。なんと言っても、その圧倒的な蒐集癖には驚きです。
小学校2・3年のとき自身で作った「壁新聞」を後生大事に仕舞っておく精神構造とはどのようなものだろうか?ナルシスか?それとも、こどもの心を今も持ち続けているということだろうか?
同様に怪獣や仏像を集めたスクラップブックも展示されていました。とても丹念に造られていて、その情熱は伝わってきます。特に仏像の内容はみうら氏の今日の死生観に通じているように感じます。
「マイブーム」も数年毎に興味の対象が移ろっていて、それぞれスゴイ蒐集量です。「ゆるキャラ」、「ゴム蛇」、「かすハガ」(カスとしか言いようのない絵はがき)、「いやげもの」(もらうととても迷惑な「みやげもの」)、「かに通販チラシ」・・・と切りがありません。
「コロナ画」はコロナ禍で外出できないとき、自身が死ぬとき見るであろう走馬燈を描いたとあります。支離滅裂とも言えますが、意味もなく感じ入ってしまいます。
これらに共通するのは、一般人からみると「どうでもいい」「イヤな」ものにみうら氏の興味が集中していることです。これは「独自の価値観の創造」とも言え、とてもパワフルに感じます。
「価値観の創造」と言うと大袈裟ですが、私が独自に見付けたモノに「おばさんのマネキン人形」がありますが・・・
言葉にならない「想い」までも
「家」にする
千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
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