#111 「古里」に行ってきました!
2021.11.23
私は18歳で上京しましたが、電車に乗ると路線図で奥多摩に「古里」という駅があるのを知りました。その後、その駅は「フルサト」ではなく「コリ」と呼ぶこと、そして、どうやら無人駅であることを知りました。
機会があったら一度行ってみたいと思っていました。随分と永い時間が経ってしましましたが、先日、近くまで行ったので、「古里」駅に立ち寄りました。
ログハウスの小さな無人駅でした。近隣を散策しましたが、「古里小学校」や「古里郵便局」はじめ、施設などの多くに「古里」が付いていて、何か不思議な気分です。
山の中腹に「小丹波熊野神社」があり、その門に目が止まりました。その門は参道の下から見ると2階建てで、石段を跨ぐように建てられています。登った境内側から見ると平屋で、何と舞台になっています。どうも境内が客席になるものと思われます。このように門と舞台を兼ねた造りは初めて観ました。
説明看板によれば、幕末から明治の頃に建てられたらしく、大衆演劇が盛んであったとのことです。「きっと、旅役者の演技に「古里」の人々は盛り上がったのだろうなぁ~」と当時に思いを馳せました。
言葉にならない「想い」までも
「家」にする
千葉・柏の住宅設計事務所 古里設計
(建築家 古里正)
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