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どのハウスメーカーの住宅を買うべきか(その12)
−−良質でリーズナブルな住宅を実現するには−−
2018.03.01
text & photo by T.Furusato


近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト設計「山邑邸」1924。芦屋にある豪邸ですが、ライトはアメリカで庶民のための住宅も数多く手掛けました。


 ハウスメーカーの住宅コストに関してはlatest news56でお伝えしましたが、ここでもう一つ「良質でリーズナブルな住宅を実現する」方法をご提案します。 それは優秀な設計事務所/建築家に住宅の設計を依頼することです。

 設計事務所に設計を依頼すると当然のことながら設計料(正確には建築設計・監理業務報酬)が必要です。 その金額はしっかりとした設計事務所であれば工事金額の十数パーセントでしょうか? 一般の方はその金額が「もったいない!」とお感じでしょう。

 しかし、ハウスメーカーでも設計スタッフが作業していますから、それに係わる経費を住宅価格に乗せているに過ぎません。 また設計事務所が設計する場合、一軒の住宅設計図面に対して複数の工務店から見積を取ることができ、そこに競争原理が働きます。 私の経験則で言うと、3〜4社の工務店に見積依頼をすると3割以上の価格差が生じる場合が多くあります。 その後、設計事務所が各社からの見積書を精査した上で、原則的には最安値の工務店とクライアントが契約することになりますが、この3割の価格差に対し、設計料は充分に安い金額だと思います。

 また、本稿「どのハウスメーカーの住宅を買うべきか」で度々お伝えしてきたように、多くの場合、優秀な設計事務所/建築家が設計する方が良質な住宅が実現出来ます。 更に、設計事務所は工事に対し第三者の立場で監理業務(工事内容が適正かをチェックする)も行いますから、いわゆる「手抜き工事」を未然に防ぎます。

 設計事務所が住宅を設計する場合、latest news56で述べた坪単価50万円台〜は難しいですが、80万円台〜であれば良質で自分たちだけの住宅をリーズナブルな価格で実現できるはずです。


「山邑邸」内観。フランク・ロイド・ライトは住宅も得意としていましたが、欧米に比べ日本の建築家は住宅を多く設計することが特徴でしょう。あの安藤忠雄も小さな住宅で日本建築学会賞を受賞し、世に出ました。




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