昨年の「瀬戸内国際芸術祭」の中で私がとても気に入った作品のひとつ 五十嵐靖晃 作「そらあみ島巡り」です。
色彩豊かな網が浜風になびいています。
ただそれだけなのですが、眺めていて自身も網と一緒に風にそよいでいる気分になります。
とても清々しい時が過ぎて行きます。
建築もこのインスタレーションのように自由でいられたらなぁ〜と思います。
古代ローマの建築家ウィトルウィウスが記した「建築について」では「良い建築は堅固さ(強さ)、快適さ(機能性)、快(美しさ)という3つの条件によって成り立つ」とされています。
latest news44でお伝えしたように、建築がアートであることは間違いありませんが、建築が他のアートと異なるのは強さ・機能性が強く求められることでしょうか。
例えば絵画であれば美術館、音楽ならコンサートホールで私達はそれぞれのアートに接することができます。
しかしながら建築の場合は、それぞれの建築が人々の毎日の営みとともにあることが特徴で、他のアートにはない醍醐味だと思います。
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