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建築ってアートなの?(その3)
2017.11.18
text & photo by T.Furusato

五十嵐靖晃 「そらあみ島巡り」。 


 昨年の「瀬戸内国際芸術祭」の中で私がとても気に入った作品のひとつ 五十嵐靖晃 作「そらあみ島巡り」です。 色彩豊かな網が浜風になびいています。 ただそれだけなのですが、眺めていて自身も網と一緒に風にそよいでいる気分になります。 とても清々しい時が過ぎて行きます。 建築もこのインスタレーションのように自由でいられたらなぁ〜と思います。

 古代ローマの建築家ウィトルウィウスが記した「建築について」では「良い建築は堅固さ(強さ)、快適さ(機能性)、快(美しさ)という3つの条件によって成り立つ」とされています。 latest news44でお伝えしたように、建築がアートであることは間違いありませんが、建築が他のアートと異なるのは強さ・機能性が強く求められることでしょうか。

 例えば絵画であれば美術館、音楽ならコンサートホールで私達はそれぞれのアートに接することができます。 しかしながら建築の場合は、それぞれの建築が人々の毎日の営みとともにあることが特徴で、他のアートにはない醍醐味だと思います。


古代ローマ時代のヴィッラ・アドリアーナ。建築から強さと機能性を取り除いたら、美しくとも廃墟になります。





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