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私はJ.コルトレーンと鳥羽一郎が好きです
2013.02.06
text by T.Furusato

J.コルトレーン「セルフレスネス」。当時のサイケデリックなジャケットは空間に響き合うイメージです。/鳥羽一郎「兄弟船」の「型は古いがシケには強い・・・」というフレーズが好きです。


 実は作業効率を上げようと思い、昨年からオフィスに有線放送を導入しました。高校の頃から聴き始めたJazzは今も変わらずに好きで、特にJ.コルトレーンがお気に入りです。仕事のBGMとしてはJazzのジャンルで「ピアノトリオ」のチャンネルが最も効果的な気がしています。それでも一日中聴き続けると他の曲も聴きたくなるので、そんなときは「大漁」のチャンネルに変えます。鳥羽一郎を始めとする漁師唄を聴くと、私は仕事に気合いが入ります。

 いつも通っているJazzバーNardisのマスターによれば、Jazzの起源は当時流行していたバロック音楽と黒人奴隷が辛い労働を紛らわせるために唄った労働歌ブルースが融合したものである・・・とのこと。J.コルトレーンと鳥羽一郎は随分とコントラストがあるようにも思われますが、労働歌であること、そしてスピリチュアルであることは共通しています。

 建築デザインという仕事は一見派手に感じられる方もいらっしゃるかも知れませんが、本当はとても地味な作業の連続です。その地味な作業の中で、ほんの一滴のきらめきを最終的に「建築」として結実させることこそが建築設計の目的です。私はコルトレーンのサックスの音が響き渡るような、そんな空間を創りたい・・・というのは少し大袈裟でしょうか?



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